現地からのレポート

期間限定

「和合の念仏踊り」を体感する(8/13~14)催行報告

令和5年8月13()14日(月)に、「ユネスコ無形文化遺産登録! 風流踊り和合の念仏踊りを体感する」が催行されました。
昨年11月に「風流踊」として、同じ阿南町の「新野の盆踊り」とともに「ユネスコ無形文化遺産」に登録された「和合の念仏踊り」。台風7号が接近する前で天気が心配されましたが、踊りの前には雨も上がり念仏踊りも予定とおり開催されました。

夜、和合の念仏踊りを見学する前に、阿南町の伝統・民俗芸能を紹介・展示する阿南町農村文化伝承センターを見学しました。新野の盆踊り、新野の雪祭り、和合の念仏踊りなどについてお話を聞きながら理解を深めました。

阿南町新野から車で約10分の近くに位置する売木村の遊星館にて、入湯後に皆さん揃っての夕食です。暑い中での囲炉裏は、だいぶ暑い中ではありましたが、各自飲み物を注文されて地元食材満載の「セイロ蒸し」も付いた炉端焼き料理を堪能されていました。

4日間行われる「和合の念仏踊り」の初日は、熊野社、宮下家、林松寺の3箇所で行われます。念仏踊りを迎える「裃姿」の宮下家のご当主のご厚意で座敷に上がらせていただき、和合の歴史や念仏踊りについて詳しい話お聞きしました。

熊野社に続いて宮下家の念仏踊りを見学しました。「裃姿」の宮下家ご当主の前では、鉦・太鼓・笛の賑やかな伴奏の中を練り込む「庭入り」、続いてしめやかな雰囲気の中での「念仏」、そして「和讃」。初めて目にする「和合の念仏踊り」を体感しました。宮下家での念仏踊りに続いて、最後に小高い場所にある林松寺境内での念仏踊りを少しの時間でしたが見学しました。熊野社や宮下家と同じく「庭入り」「念仏」「和賛」の構成です。

今回の「和合の念仏踊り」のツアーは、念仏踊りを実際に見学し、和合の開祖として鎌倉時代以来の由緒を持つ宮下家のお屋敷に上がらせていただき、「裃姿」のご当主から貴重な話をお聞きすることができるなど貴重な体験をしていただくツアーになったのではないかと思います。また、バスで和合へ向かう道は、崖下の川端を通る道で、夜での移動でもあり、参加者の皆さんは「すごい山間で、どこに連れていかれるんだろう⁉」と不安も感じられたことと思います。私自身も、こうした深い山間の地で、長い年月の間「和合の念仏踊り」が伝えられてきたことに対する深い感慨を想えました。

来年以降もお盆に行われる「和合の念仏踊り」や「新野の盆踊り」のツアーをさらに工夫しながら実施していきたいと思います。

今回は、地元南信州在住の方や関東の方、名古屋市の方、松本方面の方など様々な地域から当ツアーにご参加いただきまして、誠にありがとうございました。

Staff ゆっきー

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