“秘境遠山郷”南アルプスジオパークを専門家と訪ね、 しらびそ高原「天の川」に泊まる2日間の旅(6/23~24)催行報告
令和5年6月23(金)~24日(土)に、「“秘境遠山郷”南アルプスジオパークを専門家と訪ね、しらびそ高原「天の川」に泊まる2日間の旅」が催行されました。
梅雨の時期で、1日目は小雨交じり天気でしたが、南アルプスジオパーク専門ガイドの坂本正夫先生がツアーに同行いただき、中央構造線やジオパークに関してクイズ形式でとても興味深い話をしていただきました。2日目は天気も回復し、下栗の里では地元の方の案内でビューポイントへの散策などお楽しみいただきました。
日本最大の断層である中央構造線の実際の断層「程野露頭」を坂本先生の案内で見学しました。この断層を境に、飯田側は中国大陸まで続く花崗岩を主とした「内帯」で、東側は太平洋まで続く「結晶片岩」を主とする「外帯」と分かれているそうです。
しらびそ高原に到着しましたが、天気は回復せず雨交じりの天気です。しらびそ高原から少し下栗側にバスを走らせ、御池山隕石クレーター跡を坂本先生の案内で訪ねました。この隕石クレーターを発見した坂本先生から直接お話をいただくとても貴重な時間でした。隕石クレーターが衝突した衝撃で放射状と玉ねぎの渦模様が岩石に現れているという話も興味を持ちました。
しらびそ高原から1時間ほどバスで降りて下栗の里に到着です。地元ガイドの野牧さんの案内でビューポイントまで遊歩道を散策ました。ビューポイントからは本村のつづら折りの有名な風景を眼下に眺めました。まさに絶景です!ガイドの野牧さんから下栗の里の歴史についても詳しくお聞きしました。
下栗の里ビューポイントまで散策して運動をした後は、下栗芋(二度芋)やこんにゃく、下栗蕎麦などの地元の食材満載の「下栗の里御膳」をいただきました。美味しくてボリューム満点でお腹もいっぱいになりました。
遠山郷土館「和田城」では、正面にある徳川家康と遠山土佐守対面の像を見学したあと、「遠山の霜月祭り」に関する動画を見た後で、郷土館の方の案内で霜月祭りや遠山の歴史など豊富な展示を見学しました。その後、遠山氏の菩提寺の龍淵寺を拝観し、寺の左奥にある見事な四本杉も見学しました。その後、道の駅遠山郷によって、遠山名物「ふじ姫饅頭」をそれぞれ購入しました。
梅雨時で、1日目は小雨交じりの生憎の天気でしたが、南アルプスジオパークガイドの坂本先生のユニークで興味深いお話に引き寄せられ、中央構造線や御池山隕石クレーターなどジオパークについて楽しみながら理解を深められたのではないでしょうか。2日目は天気に恵まれ下栗の里など満喫できました。また、紅葉の秋には、遠山郷を満喫するツアーを企画したいと思いますので、その際はよろしくお願いいたします。
今回は、当ツアーにご参加いただき誠にありがとうございました。
Staff ゆっきー