中秋の大平宿で『夜明け前』と大平街道を辿り木曽路“水舟の里”須原宿へ(10/2)催行報告
中秋の大平宿で『夜明け前』と大平街道を辿り木曽路“水舟の里”須原宿へ(10/2)
「期間限定」に関するレポート
令和3年10月2日(土)に、”南信州ふるさと再発見の旅”「 中秋の大平宿で『夜明け前』と大平街道を辿り木曽路“水舟の里”須原宿へ」が催行されました。
今回、県道8号線が8月の大雨による土砂崩れで木曽路へ抜ける道が不通になっており、上飯田→大平→上飯田→清内路経由で木曽路という少しハードな行程になりましたが、中秋を迎えた大平宿と木曽路の魅力に触れることができる旅でした。
大平宿の保存活動に長年取り組まれている広瀬さんの案内で、大平宿の古民家を巡りました。
飯田市美術博物館専門研究員の青木隆幸先生をお招きし、紙屋さんにて「『夜明け前』と大平街道」をテーマにとても興味深いお話をお聞きしました。江戸末期の東美濃、木曽路、伊那谷における国学の隆盛と大平街道の関わり、また江戸時代における女性の善光寺参りと中山道の福島関所を避けて大平街道を通り、関所抜けや通行の際の関守への金の授受など、江戸時代のしたたかな女性の姿などお聞きしました。
紙屋さんの囲炉裏を囲んで、御幣餅と紙屋さん手作りの豚汁と漬物など、とても美味しくいただきました。
「電力王」と呼ばれた福澤桃介が「読書発電所」を建設する際に造った桃介橋、また川上貞奴とのロマンスが偲ばれる福澤桃介記念館を見学しました。記念館では、ガイドの方の流暢でわかりやすい説明に皆さん引き込まれてしましました。
中山道の宿場町「須原宿」は、「水舟の里」としても知られており、ガイドの方からその歴史や由来についてお話を聞きました。須原宿にある定勝寺は、本堂、庫裏、山門が国の重要文化財に指定されており、庫裏の奥にある明治天皇が行幸になった特別なお部屋など、他ではなかなか見られない貴重な空間を見学しました。
今回は、大平宿でのガイド付き散策と貴重な歴史講座、また木曽路の魅力も合わせて、中秋の大平街道、木曽路の新たな魅力を発見した旅だったように思います。
今後も大平宿の魅力に触れ、また周辺の観光資源を盛り込んだツアーを実施して参りますので、その際は是非ご参加ください。今回は、多くの方にご参加いただき大変ありがとうございました。
Staff ゆっきー