遠山郷ジオパークとブッポウソウに出会う(6/27)催行報告
遠山郷ジオパークとブッポウソウに出会う(6/27)
「期間限定」に関するレポート
令和3年6月28日(日)に南信州ふるさと再発見の旅~遠山郷ジオパークとブッポウソウに出会う~が催行されました。
今回のツアーでは、御池山隕石クレーターを発見された坂本正夫さんもガイドとして同行して頂きました!
梅雨前線や台風の影響で天候がかなり心配ですが、遠山郷へ出発です!
まず最初に向かったのは飯田市上村にある「程野露頭」。日本最大の断層帯“中央構造線“が露出しており、地球の動きを体感できます。中央構造線に直接触れると何かご利益があるかな?!
程野露頭から山道を30分程走り、しらびそ高原に向かいました。天気が良いと南アルプスの荒川岳~大沢岳~聖岳が眼前に広がるのですが、、、ガスが湧いており、絶景は拝めませんでした。ただ、遠山郷が作るとても深い谷はのぞき込むことができました。坂本先生は調査でこの谷を登ったり下りたりしていたそうです。想像するだけで足がすくみます。
しらびそ高原からほど近い場所に、御池山隕石クレーターがあります。ここはガイドの坂本先生が長年、調査・研究をし、日本で唯一の隕石クレーターとして認められた場所です。多くの方が想像するクレーターとは形が違いますが、坂本先生より説明をうけると落ちてきた時のイメージが湧いてきます!
何気ない斜面や岩ですが、実は隕石が落ちた時の衝撃が残っており、クレーターを裏付けるとても大切な場所です。坂本先生より分かりやすく、調査した事や苦労した点など話して頂きました。
昼食は下栗地区にある高原ロッジ下栗でいただきます。下栗芋や下栗産蕎麦、昔から下栗地区で食べられてきた三角寿司など、下栗づくしの昼食に舌鼓を打ちました。
昼食後に向かったのは遠山川の河原。ここには約1300年前の地震で地中に埋もれてしまった大木が、現代になり姿を現している場所になります。河原に忽然と立っておりタイムスリップした気分になりますね!河原の石についても坂本先生より話して頂き、皆さんお気に入りの石をお土産にしましたか?!
その後天龍村に移動し、天龍村役場近くで渡り鳥“ブッポウソウ“の観察会を行いました。ブッポウソウは東南アジアからの渡り鳥で、身体は青く、くちばしはオレンジの綺麗な鳥です。ちなみに天龍村の村鳥にも指定されています。当日も子育て奔走中で、エサを探しに飛び回っていました!私も写真を撮ってみましたが、、、これが限界でした。
最後に役場近くにある満島番所に向かいました。天龍村平岡地区は昔より天竜川通船で栄え、川の番所として満島番所が設置されていました。現在の当主の方に案内して頂き、番所に残る貴重な物を見学させていただきました。
今回のツアーでは、隕石クレーターを発見された坂本先生に1日同行して頂き、ちょっと難しいイメージのある断層や地質の話を、分かりやすくクイズ形式で話して頂きました。参加者の方からも質問がいくつも飛び出すなど、楽しい旅になったのではないかと思います。一つ残念だったのは天候が悪く、山の眺望が無かったこと、、、ぜひ、天気のいい日にしらびそ高原へ!
今回ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
Staff たまっき