古代東山道と万葉の里を歩く(5/9)催行報告
古代東山道と万葉の里を歩く(5/9)
「期間限定」に関するレポート
令和3年5月9日に南信州ふるさと再発見の旅「古代東山道と万葉の里を歩く」が催行されました。今回の15名の方にご参加頂いての催行です。いつもありがとうございます。それでは古代東山道の歴史が眠る阿智村へ出発です。
最初に向かった神坂神社は標高1000mを超える場所にあり、とても清々しい空気に包まれていました。何故か神坂神社には海の神様が祀られていますが、詳細は現在も謎に包まれている不思議な神社です。古代東山道もこの神社の脇を通っており、何か関連がありそうですね。また、境内には樹齢1000年を超える杉の巨木があり、その迫力にも圧倒されます。
こちらは神坂神社近くの山中にひっそりと佇む「帚木(ははきぎ)」です。源氏物語にも登場する帚木は、昔から都でも有名な存在だったそうです。光源氏も帚木を知っていたなんて不思議ですね。かつてはヒノキの巨木があったのですが、昭和33年の台風で倒れてしまい、現在は根元部分のみ残っています。
古代東山道から暮白の滝が見ることが出来ます。近くには滝見台が設置されており、この滝見台から滝に向かって願掛けのお皿を投げると願いか叶うと言われています。みんなの願いを叶いますように!
今回ツアーでは実際に古代東山道も歩きました。新緑がとても美しく、歩きやすい道でした。
比叡山延暦寺の開祖“最澄“が古代東山道の難所であった神坂峠の救済場所として建てられたのが始まりとされている“信濃比叡 廣拯院“。延暦寺からも「不滅の法灯」を分灯されているお寺になっています。
昼食は園原地区にある“門前屋“で頂きました。こちらは手作り豆腐や蕎麦、五平餅が地元でも評判のお店です!また、店内には幸運をもたらすと言われる「白蛇様」がおり、ツアー当日も元気に動いておりました。何かご利益があるかな?!
午後は、中馬街道の宿場町として栄えた阿智村駒場地区へ向かいました。写真に写っている大きな石ですが、実は中馬街道の時代に造られた橋の一部とお話がありました。石の表面は馬や荷車に削られて、ツルツルしているのが分かり、皆さん驚きの声を上げていました。
駒場地区内にある昔の銭湯跡を見学しました。その当時の銭湯絵や広告が残っており、昭和の雰囲気たっぷりですね!駒場地区は交通の要所として栄え、駒場に行けば揃わないものは無いと言われていたそうです。
最後に満蒙開拓平和記念館と長岳寺を見学しました。長岳寺は武田信玄を火葬した寺としても有名ですが、先代の住職“山本慈昭さん“は中国残留孤児の肉親捜しに尽力されました。住職より山本慈昭さんが肉親捜しで大変苦労されたお話をして頂きました。
さて今回のツアーでは、地元ガイドの林さんに古代東山道のから阿智村駒場地区までご案内して頂きましたが、大変分かりやすく、また“熱“のある案内で、その時代にタイムスリップしている様な感じになりました。私自身も大変勉強になった1日になりました。ありがとうございまいた。
今後も、南信州を深掘りしたツアーを企画して行きますので、皆様のご参加をお待ちしております!
Staff たま~き