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期間限定

名古屋発着 伊那谷水紀行(11/17) 催行報告

名古屋発着 伊那谷水紀行(11/17)催行報告
「期間限定」に関するレポート

令和元年11月17日に伊那谷水紀行が催行されました。今回は少々参加が少なかったため、名古屋⇔飯田を中央道高速バスを利用してのツアー実施となりました。松川ICバス停で皆様と合流し伊那谷水紀行スタートです!

まず最初に向かったのは天竜川の主要支流小渋川にある小渋ダム。まず、ダムを管理している天竜川ダム統合管理事務所の方からダムについての基本的な話、小渋ダムについての概要を話していただきました。小渋ダムはアーチ式ダムに分類され、堤体が緩やかにカーブしているのが特徴で、某カップ焼きそばのフタにも小渋ダムが採用されたこともあり、ダムマニアの方に人気のダムとなっています。

今回のツアーでは特別にダム内部も案内して頂きました。関係者以外立入禁止の裏側へ潜入です!まずはエレベーターを使って作業用通路へ。

エレベーターを降りると・・・いきなりの絶景です!圧倒的なダムの迫力に参加者の皆さんも驚きの声が出てましたね。足元を注意しながら作業用通路を歩きます。高所恐怖症の方はちょっと怖いかな?
中央部に見える緑色のゲートは「コンジットゲート」呼ばれダムの水を放水するときに使われます。ツアー当日は放水していないのでゲートの下を歩きます!

作業用通路を見学した後は、堤体内部へ。エレベーター使い、最後は約90段の階段を下り最下部へ進みます。ここにあるのは「プラムライン」と呼ばれる装置で、ダムのたわみ、ゆがみを測定しています。ダムは水圧や温度の関係で年間数センチ動いているそうです。

続いて向かったのはダムの下流にあるトンネル。車も普通に通れる大きさですが真っ暗です。。。実はこのトンネル車や人が通るために造られた物ではなく、土砂を流すために造られた「土砂バイパストンネル」として利用されています。大雨の時にはこのトンネルを土砂が流れ、ダムに砂が溜まるのを防いでいます。今回ツアーの為に対応して頂いた管理事務所の皆様、ありがとうございました。

こちらは中川村にある渡場のイチョウ並木。見ごろを迎えており鮮やかなイチョウの黄色と、青空のコントラストが素敵でした。遠くには雪で白くなった中央アルプスも見え、晩秋の南信州を満喫できます。

昼食は、地元でも人気のお店「3びきのこぶた」で飯田のブラント豚「幻豚」を使った、幻豚ロースかつ定食で腹ごしらえをした後、午後の行程へ進みました。

午後最初に向かったのは、飯田市座光寺地区にある江戸時代に造られた石積堤防「石川除」。この堤防は江戸時代に天竜川からの水害を防ぐために造られており、現在も当時のまま残っています。今回は、ご先祖様が建設に携わった地元ガイドの方に案内して頂き、建設された経緯などを解説してもらいました。

最後に向かったのは、ツアー当日に開通日を合わせてくれた?!「天龍峡大橋」です。開通時刻15時に合わせて移動したので、天龍峡大橋1番乗りで見学出来ました!天龍峡大橋には桁下に歩道が設置されており、80mの高さから名勝天龍峡や渓谷を走る飯田線を望めます。

珍しく?!飯田線が走ってきました!紅葉真っ盛りの天竜峡にのんびり飯田線が走っていきます。個人的ですが、天竜峡が雪景色に染まった日に見学してみたいと思います。年数回程ですが天竜峡も雪が積もる時があり、雪景色になると水墨画の世界に変わります。

今回のツアーは「伊那谷水紀行」として、天竜川に関わるものにスポットを当ててみましたがいかがでしたでしょうか?ツアー当日は天候にも恵まれ、紅葉もちょうといい時期だったので秋の南信州を満喫して頂けたのであれば幸いです。今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

staff たま~き

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