現地発着 遠山森林鉄道にふれる旅(11/16)催行報告
現地発着「遠山森林鉄道にふれる旅」(11/16)催行報告
「期間限定」に関するレポート
11月16日(土)に現地発着「遠山森林鉄道にふれる旅」を催行致しました。
8名の方にご参加を頂き今回も前回に引き続き、小回りの利くジャンボタクシーで秋晴れの中出発となりました。
先ずは最初の目的地である昭和7年に建てられた木造校舎の旧木沢小学校に向かいます。
旧木沢小学校では猫校長のたかね先生が出迎えてくれました!
玄関には「歓迎 南信州観光公社 森林鉄道にふれる旅」と張り紙までしてくれて大変嬉しく思いました。
この写真は参加者の方がメールで送ってくれました。ナイスショット!ありがとうございます!
旧木沢小学校では本日のガイドである夢をつなごう森林鉄道の会会長の前澤さんが遠山森林鉄道の歴史や遠山谷の移り変わりを踏まえて住民目線で解説をしてくれました。
こちらには、森林鉄道の備品や貴重な資料も保管されていて予定をするときにもう少し時間を取ればと反省です。
続いて旧木沢小学校のちかくにある梨本停車場跡に移動し、営林署の元職員であった原さんより、
森林鉄道が走っていた往時のお話や車両の仕組みなどを聞きました。
鉄道は自動車と違って内輪差が無く、カーブでの線路の敷設が腕の見せ所だったそうです。
職人魂をくすぐるお話ですね。
お楽しみの昼食は下栗の里にある高原ロッジ下栗で頂きました。
ご主人の胡桃澤さんより、料理の説明や下栗の里のビデオを見せて頂くなど
楽しい時間になったのかなと思っています。
もちろん、お料理もおいしく頂きました。
下栗産の蕎麦や下栗芋(二度芋)のコロッケなど地産地消の山の幸を堪能頂けた様子でした。
個人的には凍み豆腐と人参、しいたけの煮物がお気に入り。私もそんな歳になったのかな(笑)
下栗の里から見た景色です。
遠くには頂きに冠雪を纏った聖岳も見え紅葉とのコントラストが綺麗でした。
こちらは前が岩ビューポイントから見た下栗の里になります。
紅葉が見ごろを迎えていました。
はるか谷底に遠山川が流れ、森林鉄道の軌道跡らしきものも確認出来ました。
秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので谷筋は日が陰る時間帯になってきましたがお待ちかねの軌道跡の散策です。
長瀞橋まで約1kmのコースを前澤さん、原さんの案内でちょっとしたハイクを。
本当は河原に降りて橋梁を下から拝見して頂くのか良いのですが河原までが急こう配で危険ですので今回は斜め上から橋を眺めて頂きました。
長瀞橋の下を流れる清流、遠山川。
当時、作業に従事されていた方も同じ景色を見たのでしょうね。
コバルトブルーの川面と黄葉が綺麗でした。
原さんより、昭和初期に積まれた石積みのお話も聞きました。
崩れない技術が使われているようです。
コンクリートを使う今の技術より、よっぽど持続可能な工法ですね。
現在になっても見た目も大変美しい。
軌道跡を又、引き返します。
1973年の運行廃止後は上流の砂防堰堤の工事等で林道としても活用されたようです。
最後はかぐらの湯にて温泉タイムです。全員の皆さんが入浴をされましたので私は少々、休憩所でブレークタイム。
缶コーヒーでひといきですが(笑)
かぐらの湯を17時過ぎに出発しましたがあたりは暗くなっていました。
無事にりんごの里まで戻り、参加者のみなさんもそれぞれ帰路に着かれたようです。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
遠山森林鉄道にふれる旅はいかがだったでしょうか。
参加者の方から次回は森林鉄道機関車が動いているときに第二弾をとのお話を頂きましたので是非検討し、実施出来ればと
思っています。
遠山の里も落ち葉の上に霜が降りる季節を迎えます。
Staff T.^_^.T