現地からのレポート

期間限定

現地発着 遠山森林鉄道にふれる旅(11/3)催行報告

現地発着「遠山森林鉄道にふれる旅」(11/3)催行報告
「期間限定」に関するレポート

今回は、今はもう動いていない遠山の旧森林鉄道を、資料館を見るだけではなく、地元の方の説明を聞き、当時の軌道敷を実際に歩いて感じてもらおうというレアな旅。マイクロバスですら寄り付けない場所のため、ジャンボタクシーでの少人数限定ツアーです。

定員一杯の8名の方がご参加頂き、ジャンボタクシーで最初の目的地、旧木沢小学校木造校舎へと向かいました。飯田市内は曇り空で肌寒いくらいでしたが、遠山郷は朝から晴れ渡り、玄関前には“猫校長”が日向ぼっこをしながら、迎えてくれました。あまりに可愛らしく、ジャストタイミングだったことに感激し、つい写真を撮るのを忘れてしまいました…反省。旧校舎内の森林鉄道資料館では、ガイドを務める遠山山の会の前澤会長から、地図やジオラマを見ながら、路線の様子や歴史の説明などを聞きました。他にも霜月祭りの展示教室などもあり、皆さん興味津々の様子でした。

次に訪れたのは「梨本ていしゃ場」。ここには、往時の機関車や客車があり、復元した軌道もあります。そして、前澤会長の計らいで、実際に鉄道敷設に携わった営林署の元職員の原さんが説明に来てくれました。車輪の形状や脱線のメカニズム、当時の作業現場の様子、貨車の土台の変遷やブレーキのかけ方など、経験者でしか語ることのできない臨場感あるお話に、次々と質問が飛び交いました。

あっという間にお昼の時間となり、会場の下栗の里の下栗ロッジまで移動。ちょうどお祭りと重なり大混雑でしたが、予約をしていたので、スムースに入ることが出来ました。食事は下栗いものコロッケ、地元そば粉のざるそば、五平餅等々、地元ならではのボリュームも満点の食事に舌鼓。皆さんご満足いただいた様子でした。

食後は前ケ岩展望スポットから下栗集落を一望し、いよいよ旧森林鉄道の軌道敷ウォークです。出発点に着くや、先程の原さんの他に、もう2名の地元の方がいらっしゃいました。約1kmの道のりでしたが、皆さん軽快に歩いて頂き、目的地の「ながとろの橋」へは15分程で着きました。紅葉はまだこれからという装いでしたが、川のきれいさと合わせて皆さん感激されたご様子。

車両は通行止めなので、足元に充分注意しながら渡りましたが、そこから地元の方のお声がけで、数年前まで人が暮らしていたという家が見える所まで行くことになりました。残念ながら、木が生い茂り、家の姿は見ることが出来ず、「ポツンと〇〇屋」のロケは終了。地元の方はいたく申し訳なさそうにしていましたが、ワクワク感は本物で楽しかったですよ!

最後は「かぐらの湯」で温泉入浴。途中で旧木沢小学校の所で前澤会長とお別れし、予定より10分程早く到着。念のため温泉に入るかを確認したところ、希望者はなんと3名だけ!他の方にはコーヒーで寛いで頂くことにしました。また、一本でも早いバスで帰りたいというご意見もあり、出発時間を40分早めることにしました。こうした現場で柔軟な組み直しができるのは、少人数のツアーの良いところですね。

予定の時間に出発し、りんごの里にも順調に到着。それぞれ、予定より一本早目のバスに無事に乗ることが出来ました。皆さん楽しい一日をありがとうございました。

Staff Mac

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