名古屋発着 こんにゃく造りとこんにゃく石鹸作り体験の旅(10/5)催行報告
名古屋発着 こんにゃく造りとこんにゃく石鹸作り体験の旅(10/5)催行報告
「期間限定」に関するレポート
今回のツアーは体験プログラム中心の企画。モノづくりと自然を合わせて楽しんでもらおうというもの。
申込は7名と少なく、最終的には4名の方の参加という、「体験モノは難しい」といった旅行業界の言い伝え?に沿った形となりましたが、泰阜村の手つかずの自然の中でのコンニャク石鹸作りという一風変わったモノづくりに、美容と健康のエッセンスが詰まった、この新しい企画を試したい、そんな思いもあって実施することにしました。
お客様からも、挨拶の冒頭から「採算は合うの?」と温かいお言葉。そこは、貸切バスを高速バス&現地タクシーの組み合わせに変更し、体験会場も見直して、バランスを取りましたのでご安心を。
台風も早めに過ぎ去り、絶好の旅日和の中、親戚の旅行の様な和気あいあいのムードでツアーはスタート。会場の泰阜村「ポタジェハウス」へと向かいました。ちなみに「ポタジェ」とは、フランス語で「見ても楽しめる家庭菜園」といった意味の言葉で、インストラクターを務める長尾さんご夫妻が移住先としてこの地に訪れた時に、真っ先にその言葉が頭に浮かんで名付けたそうです。
さて、先ずはこんにゃく作りに挑戦。泰阜村の特産物のコンニャクイモを使った産物を作りたい、という長尾さんのご主人の手ほどきで、茹でたコンニャク芋をミキサーにかけ、それから灰汁を抜きながら煮詰める作業を体験してもらいました。焦がさないよう、かき混ぜ続けるのですが、だんだんと粘りが出てきて、結構力がいるものの、チームワーク良く交代しながら行いました。やがてペースト状になったこんにゃくの素を型に詰めて、釜に入れて茹で上がりを待ちます。
その間、泰阜村特産の柚餅子をお供にお茶タイム、そして、長尾さんの奥さんのもう一つ顔である“声楽家”を活かしたミニレッスンの時間です。エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴ」のピアノと歌唱の披露から始まり、声を出しやすくするための立姿勢、肺を広げ、横隔膜を下げる体操、呼吸法と、通常1時間程かけて行うレッスンを15分程で行い、七つの子、村まつり、赤とんぼ等を楽しく歌いました。“姿勢を良くして大きな声を出す”きっと美容と健康に良いことでしょう。
お昼は、お隣の阿南町で評判の“おどもカフェ”特製の彩り弁当を、出来立てのこんにゃくの刺身、ポタジェハウス特製こんにゃく料理の振る舞いと共に特別テラス席で味わって頂きました。皆さん、もう食べ切れないと大満足の様子でした。
午後のこんにゃく石鹸作りは、材料の分量、混ぜる順番や混ぜ方が少しでも違うと上手く固まらないとあって、少しばかり緊張感がありました。それでも、思い思いの色、形、香りを配合して、素敵な石鹸が出来上がりました。それにしても、ぷるるんとした感触は、本当に石鹸なのかと思う程で、「使えるの?」「使っても大きさは変わらないの?」といったユニークな質問が飛び交いました。
体験で作ったこんにゃくとこんにゃく石鹸の他に、ポタジェハウスの特製こんにゃく2品、長野県からのプレゼントの柚子チョコレートと、思い出の他にもたくさんのお土産を持って、ポタジェハウスの前で記念写真を撮り、長尾さん達とはお別れしました。
体験の余韻も程ほどに、もう1か所訪れたのはリンゴ狩りの木下農園さん。ちょうど今が旬の、シナノゴールド、秋映、シナノスウィートの“りんご3兄弟”を味わいました。実はこの時期のりんご狩りは、いろいろな種類があるのでお薦めなんですよ。
そして、近くには11月に開通予定の天竜峡大橋と天龍峡が望める展望台があり、景色も楽しみながら、旅はフィナーレを迎えました。そして、りんごの里に戻り、皆さま高速バスに乗って名古屋へとお戻りになられました。楽しい一日をありがとうございました。
Staff Mac