名古屋発着 新野の盆踊り見学ツアー(8/16~17)催行報告
名古屋発着 「新野の盆踊り見学ツアー」(8/16~17)催行報告
「期間限定」に関するレポート
令和元年8月16日に、「新野の盆踊り見学ツアー」を催行致しました。今回は11名の方にお申込頂きました。ありがとうございます。人数が少なかったこともあり、お客様には名古屋⇔飯田間は高速バスを使っての旅行となりました。飯田に到着後、マイクロバスに乗り換えてツアースタートです。
マイクロバスに乗って「新野の盆踊り」行われる阿南町新野地区へ向かい、「道の駅新野千石平」で昼食を頂きました。道の駅名物の特大「五平餅」と「あまごの塩焼き」はその場で焼いており、とても美味しかったです!
昼食後、農村文化伝承センターへ移動し地元の方に新野の盆踊りの歴史や特徴、踊り方についてお話を頂きました。伝承センターには新野の盆踊りの他、「新野の雪まつり」や「和合の念仏踊り」の資料が展示してあり、阿南町の伝統芸能について学ぶことができました。
新野の盆踊りの由来に関係するお寺「瑞光院」へ行き、新野の歴史などのお話を聞きました。高台にあるお寺で新野を一望でき、清々しい風が吹き抜けていました。
夕方早めの時間に、「湯元 遊星館」へ行き、休憩・夕食を食べた後、いよいよ新野の盆踊りへ向かいます!
当日は新野の盆踊りワークショップが行われており、踊りが始まる前に参加し、踊りの練習を行いました。保存会の方に丁寧に手取り足取り教えて頂き、踊り方を覚えてから盆踊り会場へ向かいました。夜の盆踊り会場は灯りに照らされとてもいい雰囲気です。
午後9時に盆踊りが始まります。新野の新盆家庭に祀られていた切子灯篭がやぐらに飾られとても綺麗です。また新野の盆踊りの特徴は太鼓や笛は使わず、「音頭取り」と「踊り手」の声だけで進められて行きます。静かで素朴な感じがとても素晴らしいです!
やぐらを中心に円ができ、皆さん真剣に笑顔で踊っています。小さい子も年配の方も一つの円になり踊ります。踊りの種類も7つあり扇子を使ったり、手踊りだけであったりといろいろな種類があり見ていても楽しいです。
新野盆踊りは8月14日~16日の夜通し踊ります。ツアーで参加した日は最終日で、翌日の朝(午前5時頃)からクライマックスを迎えます。今回のツアーでは午後9時~11時まで見学して、一旦旅館へ戻り、翌朝4時半~7時頃までの見学となりました。
4時半に盆踊り会場に到着すると、昨日の夜よりも大勢の方が盆踊りを楽しんでおり、円も大きくなっています。白々夜が明けて、朝靄もあり幻想的な雰囲気が漂います。
そして5時になると盆踊りは雰囲気が変わり、激しい踊りが始まります。この踊りは「能登」と言い、17日の早朝に限り踊ります。これまでのゆったりとした盆踊りから激しく荒々しく踊ります!
ここからが祭りの最終盤。切子灯篭が通り過ぎると盆踊りは終わってしまう為、小さな輪を何個も作って踊り、切子灯篭が通るのを阻止しようとします。ここで激しい攻防が繰り広げられます。朝6時ですがとても、熱い雰囲気に包まれ待てました!新野の皆さんの熱気に圧倒されます。
激しい攻防が1時間ほどあり、盆踊りの最後は瑞光院へ行き、切子灯篭を燃やして終わります。燃えるのを見届けた後は振り返ることが禁じられていますので、皆さんまっすぐ前を見て瑞光院を離れていきます。中には涙を流す方もおり、新野の方にとってこの盆踊りは私たちが想像する以上に特別な行事だと言うことが感じられました。
ツアーは盆踊り終了後、飯田市内で桃狩りを楽しみ、ツアーの行程が終了しました。
今回の新野の盆踊り見学ツアーはいかがでしたでしょうか?今回、私自身も初めて新野の盆踊りを見学させて頂き、新野の方の“盆踊りに対する熱”に圧倒されてしまいました。踊っている人も、見ている人も、子供も、年配の方も、皆さん笑顔なのが印象的でした。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。
今回ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
Staff たまっき