■会場は戊辰戦争第一の激戦と言われた二本松の戦いの地
今回は(公財)福島県観光物産交流協会の主催する
第3回福島県観光地域づくり人材育成講座で福島県二本松市に伺いました。
前日の高崎線の沿線火災の影響で埼京線が遅れ、郡山から二本松までの
東北本線も原因不明の停止信号により遅れるという、ちょっとしたハプニングも
ありましたが、無事に二本松へと辿り着きました。
駅では1ヶ月前にわざわざ飯田まで打合せに来ていただいた事務局の
吾妻さんと、二本松の戦いの最大の悲劇である二本松少年隊の銅像が
出迎えてくれました。
地図で見ると会場の福島県男女共生センターは駅から近くでしたが、
かなり急な上り坂を越えなければならず車に感謝です。
同センターは現代風の建物でしたが、玄関入口には更に今の世の中らしい
張り紙がされていました。
150年前に命を賭して戦った少年たちは、今の世の中の変わり様に
何を思うのでしょう。
■講演会&ワークショップの組み合わせ
さて、講演会の方ですが、講座全体は年6回の2年間で行われ、
今回は1年目の第3回目でした。
当日は福島県内各地から40名弱の方が参加されました。
これまで自分が経験してきた講演会と違って、今回は2部構成となっており、
講演の後でワークショップを行うという組立てでした。
もちろん皆さん熱心に講演を聞いて頂きましたが、ワークショップでも活発に
意見交換をされていました。
ちなみにお題は「体験プログラムの候補を挙げて、それをモデルプラン
として企画をし、売り先と売り方を考える」という設定です。
時間は各班の発表を含めて1時間程度しかなかったですが、
スポーツツーリズム、地産地消と自給自足、古戦場めぐり、歴女ツアー、
米・酒・水くらべ、毒キノコ食べ歩き等々、短時間で多岐にわたる
プログラムやプランのアイディアが湧き出ました。
DMOの普及が本講座の目指すところのようですが、良い素材は
たくさんあるので是非前へ進めてほしいですね!
無事に講演会を終え、帰りも二本松駅まで送って頂きました。
車中で「二本松の提灯祭り」の話になりました。
1基300個の提灯が灯される太鼓台ですが、提灯の灯りは電球ではなく、
今でも蝋燭が使われていて実に美しいそうです。
今年は残念ながら終わってしまったとのことで、かがり火を送り出す
二本松神社の近くの壁画を見ましたが、いつか本物を見に再訪したいものです。