■常春の国へ
今年最初の講演は、常春の国渥美半島の田原市へのエコツーリズム
推進アドバイザーの仕事でした。
これは環境省の事業で、昨年11月に京都丹波にも同様の仕事で行ったの
に続いて今回で2回目です。
飯田市からは車で3時間程なので、気楽に自家用車で常春の国へと向かいました。
丁度前日に名古屋周辺で大雪に見舞われた時で、実際は寒風吹き荒ぶ常春?
の国でしたが、飯田に比べれば温かいものでした。
ただ、地元の方々にとってはかなり寒かったようで、
どこに行っても皆さん寒いを連発していました。
■現地視察
アドバイザー派遣事業は通常の講演と違ってスケジュールは結構きつく、
今回は10:30に観光課の方々との合流してから色々な施設に足を運びました。
遠州灘、三河湾を一望にできる蔵王山展望台から始まり、道の駅めっくんはうす、
おざきいちご園、旬採だいにんぐ(昼食)、サンテパルクたはら、JA愛知みなみ、
道の駅あかばねロコステーション、バラ園と回って伊良湖ガーデンホテルへ夕方入り
、直ぐに福正という大衆料亭で懇親会を行い、21:30に再度宿舎入りというのが
1日目のスケジュールです。
2日目は9:00始動で、道の駅伊良湖クリスタルポルト、伊良湖岬灯台と恋路ヶ浜、
市場大漁や、菜の花畑を回り、さくやという天ぷら屋さんで菜の花料理の昼食を
いただいてから、午後は講演会というスケジュールでした。
その割に環境省の報償規定はいったい・・と、ひとくさりしたくもなりますが、
3回機会のあった食事の美味しさと、知り合った頑張る気満々の若手農業者たち、
スナメリ観光で地域を盛り上げている地元旅館のご夫婦のお人柄に触れたのは
素直に嬉しかったですね。
■田原市のツーリズム
エコツーリズム推進アドバイザーとしての仕事で伺ったので、田原市の
エコツーリズムについてもちょっとだけ話をすると、やる気のある地域の人々がいるし、
素材的にも可能性はいっぱいあると思います。
伊勢神宮やセントレア利用と合わせられる2つのフェリーがあり、広大な菜の花畑、
菜の花料理や干物作り、昼からの魚せり等々は今後のやり方次第で良い体験メニュー
になりそうです。
それに加えて既存のスナメリ観光、イチゴやメロンの果物狩りや花狩り、
ロングビーチサイクリングや蔵王山トレッキングも含めればよりバランスのとれた
2~3日間のコースが作れそうです。
あとは目標目的を持ってきちんと行動に移すことが大切です。
田原市観光協会は民間組織へと移行するそうですが、行政としての関わり方も
含めて良い方向へ進めて欲しいですね。