4/15(木)今シーズン2回目の南信州名桜ツアーが開催されました。
ご参加いただいたのは地元南信州の方々を中心に、上伊那あるいは東京から
総勢25名の方々のお申し込みがありました。
桜守には総合アドバイザーの森田さんと、2001年の最初の桜守養成講習会から参加し、
以来現在まで桜守として活躍中の藤岡さんのお二方にお願いいたしました。
今年は3月下旬には飯田市内の桜が開花し、お客様からは「桜はその頃咲いているの??」
というお問い合わせもありましたが、そこは南信州の持ち味である標高差により
開花時期がずれるので、当日はあいにくの曇り空で冬の寒さの様でしたが、皆様にしっかり
と満開の桜を6本楽しんでいただくことができました。
最初に訪れたのは天竜川を越えて喬木村氏乗の枝垂れ桜です。
2日前に下見した際には既に満開を迎えており、ひょっとして‥という一抹の
不安もありましたが、何とか持ちこたえていてくれました。現地には地元の
新聞社の方も取材に駆け付けてくれていましたよ。
続いて訪れたのは上久堅の川手家の桜です。
白木蓮と隣合わせなので見事な紅白の取り合わせになりました。
晴れると奥に見える中央アルプスの景色もまた素晴らしいものです。
次はもう一度天竜川を渡り返して清内路の黒船桜です。
ちょうど満開を迎えるところでしたので、色も鮮やかでとても良かったです。
そして前半最後の桜は伊賀良の光治稲荷大明神の枝垂れ桜です。
この桜は少し離れた所から見ると3本の桜がまるで1本の桜のように見えます。
高遠のコヒガンザクラ群と同じころに開花し見ごろを迎えるのですが、
バッチリ満開の状態でした。樹周を測ったところ4mありました。
中には幹に抱きついている方もおられました。
昼食は昨年11月にオープンしたかぶちゃん食堂で取りました。
ここはバイキング形式で内容も量もお好みで楽しめるので、募集ツアーには
最適だと思います。
鏑木社長から新商品の一口干し柿のプレゼントまでいただき、皆さん大満足のようでした。
後半は阿南町新野まで向かいましたが、その間40分ほど車内は昼食後の
お昼寝タイムでした。最初に向かったのは瑞光院の枝垂れ桜です。
この桜はまだ若いのですが、勢いよく枝垂れていて、立派な山門と良く調和しています。
次に、そして本日最後に訪れたのは矢野愛宕神社の桜です。
ここはわずか4軒からなる集落ですが、桜は実に堂々とした見事な大木です。
参加者の方からは今日一番感動したという感想も聞こえてきました。
6~7年前に樹勢が衰えて養生作業がなされましたが、随分回復してきたように見えました。
1日かけての走行距離はだいぶ長くなりましたが、旬の桜を皆様に存分に楽しんでいただき、
バスは飯田へと向かいましたが、最後車内で当社設立10周年記念謝恩企画の
A3版桜写真ファイルをプレゼントしました。
皆さん大喜びで、中には涙が出そうとまでおっしゃってくれた方もおりました。
なんだかこちらまで涙が出そうになるくらい嬉しくなりましたよ。
8時間の長丁場でしたので、桜守のお二人にも大変ご苦労をおかけしました。
バスのドライバーさんにも狭い道を一生懸命運転していただきました。
しかしどのお顔にも素晴らしい桜達と会う度に笑顔がはじけていたように思います。
そんな素晴らしい桜に感謝して、来年もそれ以降もこの企画は続けていきたいと思っています。
参加者の皆様、関係者の皆様どうもありがとうございました。