現地からのレポート

期間限定

“大切なあの人に食べさせたい野菜を探す旅”を催行しました(11/7)

“大切なあの人に食べさせたい野菜を探す旅”を催行しました(11/7)

2009年11月11日
「期間限定」に関するレポート

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『南信州特産「市田柿」の里を訪ねる旅』と題したツアーを11月7日の土曜日に行いました。
名古屋市を中心に中京方面から29名の方が参加くださいました。

ツアーのステージとなったエリアは南信州の飯田市三穂です。この三穂の中でもさらに
干柿づくりが昔から盛んな山里、立石地区へ向かいました。
先ずは、立石寺(りっしゃくじ)の山門が一行を出迎えてくれました。よく晴れ渡った好天に
感謝し、参道を立石寺まで歩きます。

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現在、干柿の世界で「市田柿」としてブランドが確立した南信州の干柿も、
かつては里々で固有の呼び名を持っており、ここ立石地区でつくられたものは、
「立石柿」として広く知られていました。お寺には「立石柿」が遠く江戸まで
出荷されていた様子が描かれた江戸時代に奉納された絵馬があり、
絵馬を見ながらご住職からの解説を受け干柿の里の歴史に触れました。

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午後からの干柿づくり体験会場である塩沢孫六さん宅へ移動し、作業に備えて
腹ごしらえの昼食です。今回は、参加者みんなで「ぼた餅」を作って食べる企画です。
立石地区では、干柿づくりを隣近所の共同作業で行っていた風習があり、
その中で今では懐かしくなった“採ってきた柿を山積みにし、その山の上に
みんなで作ったぼた餅を置いておき、ぼた餅を励みに皮むきに精を出し、
柿の山がなくなれば作業終了、ぼた餅がようやく口に入る。そしてみんなで
ぼた餅を食べて明日の活力を得た。”という風習に習ったものです。

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ぼた餅づくりはみなさんの雰囲気を一気に盛り上げ楽しいひと時となりました。

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いよいよメインの体験です。まずは柿畑へ移動し、一人 20果の柿の収穫です。
畑ではずくし柿を見つけ早速ほおばる方もいらっしゃいました。

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塩沢さん指導の下、みんな一斉に柿むき開始です。最初はなかなか苦戦しましたが、
徐々に調子が出てきて「もっとやりたい」との声も出ました。和気あいあいの作業は、
かつての共同作業の風景が蘇ったかのようでした。衛生面への配慮もバッチリ。
ただし、誰が誰だか分りません。

吊るし終えた柿は出来上がりが楽しみです。12月中旬の出来上がりまでの管理は、
本職の塩沢さんにお任せです。出来あがり次第、各参加者のご自宅へ発送いたします。

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木にたわわに実る柿の実と各家々に吊るされる干柿とでオレンジ一色に染まった山里の
秋を満喫した一日となりました。

帰りは、南信州ケフィアランド「伊那谷道中」に寄って、見納めの「柿すだれ」とお買いものでした。 

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