現地からのレポート

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南信州の石像文化財シリーズ~宝篋印塔の系譜を追う~(3/20)催行報告

今回は2年振りとなる南信州の石造文化財シリーズとして、宝篋印塔の時代の変遷を探る旅に出掛けました。春のお彼岸、好天に恵まれた一日となりました。

午前中に訪れたのは飯沼の北条薬師庵、三穂の興徳寺、上飯田の坂西氏の宝篋印塔です。時代的には江戸時代から戦国時代へと遡る行程です。
南信州文化財の会の岡田先生の案内で時代による形状の違いを車内でも現地でもしっかり学びました。皆さん真剣な眼差しでお話を聞いておられました。

その後、大鹿村へ一路北上し、道の駅歌舞伎の里大鹿でお昼を済ませた後、釜沢集落にある宗良親王の宝篋印塔と国重要文化財の福徳寺を教育委員会の方に特別に説明を頂きました。前日の雪の影響が心配されましたが、皆さん無事に坂道を上り下りできました。
それにしても前日とは打って変わって青空が天高く抜け、奥から顔を覗かせる南アルプスの雪景色と相まって、思わずパチリです。
福徳寺はいつ見ても屋根が何とも言えない程美しいラインですね。

最後は南信州では最も歴史が古く、室町時代前期と推定される瑠璃寺の宝篋印塔を訪ねました。最後まで参加者の皆さんは先生の説明にしっかりと耳を傾けておられました。自分だけでは気が付かないことも、現地で専門家の方の解説を聞くと好奇心が沸き起こるものですね。

今回は13名の方々と共に好天に恵まれた学びの旅になりました。皆様ありがとうございました。

Staff GON

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