南信州山城物語~豊丘の山城を巡る~(11/23)催行報告
南信州山城物語~南北朝時代から戦国の世にかけて思いを馳せ、豊丘の山城を巡る~催行報告
今回は2017年から毎年行っている“南信州山城物語”シリーズ第8弾として、豊丘村にある山城、砦跡を追いました。
秋晴れの中、車窓や遠望でのご案内も含めてその数11カ所、まさに城づくめの一日です。
午前中に訪れたのは北部エリアに点々と存する北の城、本城、勝負平、中の城、上の城、田村城山城。
中でも本城、勝負平はふと往時の情景が目に浮かぶような佇まいでした。
お昼は、道の駅南信州とよおかマルシェのベジフルキッチンでみなさんそれぞれにブッフェを愉しみました。
当日は収穫祭と重なり、観光バスや自家用車が絶え間なく訪れており、大盛況でした。
午後は巻ヶ城、茶臼山城の遠望での案内から始まりました。段丘中段にこうした城を築いたのは何故なのでしょう。
大鹿村へ向かう大乗坊道がその間を抜けていることから、宗良親王に関連するのかも知れません。
それにしても、抜けるような青空と2つの山城、大乗坊山の景色が素晴らしかった。
次に訪れたのは戸中城山城です。案内役の先生が発掘調査を行ったこともあり、ここは丹念に歩きました。
斜面を一足一足しっかり踏み締めて登らなければならない場所でしたが、ご参加の皆様にはご苦労をお掛けしました。
締め括りに伴野氏が城将であった南城、伴野古城を訪ねました。
南城跡から見える対岸の松岡城址の眺めは壮観そのものでしたが、往時は緊張感を持って双方見張っていたのでしょう。
2つの城跡を訪ねると、伴野古城が手狭になり、南城へと拠点を移していったのであろうことに合点がいきました。
今回は近くなってキャンセルされた方も何名かいて7名での城巡りでしたが、好天にも恵まれ、小人数でゆったりとした旅になりました。
皆様ありがとうございました。
STAFF GON