先週に引き続き今回で2回目となるバンビツアーの秘境駅ツアーですが、
朝から快晴の空の下、少し暑いくらいの天候でしたが、34名の皆様元気にご参加いただきました。
鶯巣駅前のメインストリートを歩いてからしばらく進むと、
道路脇にたくさんの伐採された木々が横たわっている所があるのですが、
ガイドの今村さんが説明に、皆さん熱心に耳を傾けて頂きました。
ケヤキの木だとの説明には、少しどよめきの声が上がりました。
ケヤキの持つイメージのなせる業でしょうか?
そこから更に上り坂を進み、“農業遺産”とでも呼びたくなる昔からの石積みについての説明には、
そこここから感嘆の声が聞こえてきました。先人の知恵には大いに学ぶべきところがありますね。
その後「山の宿加満屋」でお茶と休憩のサービスを頂き、
地区の神社やビューポイントを巡りましたが、
大きな杉や樫の木、天龍川越しに見える茶畑のある集落と山の風景に、
あちらこちらから歓声が上がります。
伊那小沢駅を過ぎて、天龍川沿いの道路を歩きましたが、
廃屋や蔓に覆われてしまった家屋が次々と現れました。
鉄道が交通の主役だった往時は、随分にぎわいもあったそうです。
時代と人の流れは時にシビアなものですね。
ツアーも大詰めとなり、ご希望の方々には標高差100mはあろうかという集落を一気に上って頂きました。
天龍村を一望にした後、中井侍駅へ向う際はお茶畑の中の道を歩いて下りたのですが、
絵になるというのはこういうことを言うのでしょう。
お蔭様で全員無事に中井侍駅へ到着。正に“秘境駅”のホームの上でまとめの会を行い、
名残惜しく皆様の帰りの電車を見送りました。今度はゆっくり泊りがけでお越し下さい!