はじめに
南信州観光公社では遠山郷方面を重点観光地域に考え、去年に引き続き
インストラクターの養成講座を計画しました。今年度は少し広域的に範囲を広めて、
遠山郷と縁のある地域を訪問し学習します。
4月14日の土曜日に、第1回講座が参加者6名において現地講座が開かれました。
今回は下伊那西部地区から東美濃地区・恵那市(上矢作・岩村・明智)を巡ります。
途中上矢作・達原地区で、埋没林が残っている地点を研修しました。
遠山川と同じ様に川中に何本も埋没林を確認する事が出来ました。
上村川の両岸の地形を確認しながら講師の説明を受けました。
その後は上矢作の中心部にあり、恵那市の文化財となっているようである
「新田の櫻」に向かいましたが、残念ながら赤っぽくはなっていましたが
開花はまだでした。
続いて岩村地区に向かいます。
日本三大山城の岩村城址に着きます。
一時武田軍の西の最前線となった城址の出丸跡まで車で向かいます。
本丸跡には井戸跡等も残り当時が忍ばれました。小雨の降る天候の為、別名霧ヶ城
の名の通りの霧で城下は全く見る事は出来ませんでした。
それでも城の石垣は見事に残っており、講師の説明を受けながら見学致しました。
山城から岩村城下に下って来ました。
国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定される城下町であり、古くからの
街道両側には昔ながらの風景が続きます。
岩村が一時女城主だった時代を讃え、各商店には女主人の名前入りの統一された暖簾が
出迎えていました。
信金や郵便局も存在を溶け込ませる造りをしており、本当に街全体が統制とれた
町並みで感心しました。
この後は、明智地区に向かいます。
ここも町全体的を大正村と称するだけあって統一された雰囲気がよく出ていました。
町から足を延ばして明智遠山家の菩提寺に向かいます。
やはり地元遠山氏と家紋は同じでした。
続いて樹齢1000年と言われる古い巨木の団子杉を見学しました。
普通なら垂直に伸びる幹が途中で横になって樹形が丸くなり、団子杉と呼ばれている様です。
雨天の中ではありましたが、自然と歴史をしっかり学習した1日となりました。