現地からのレポート

環境学習

大阪の旅行会社主催の飯田線各駅停車の旅(3/19)

大阪の旅行会社主催の飯田線各駅停車の旅(3/19)

2009年03月26日
「環境学習・自然散策」に関するレポート

JR飯田線秘境駅_飯田市_南信州観光公社
 
朝日旅行主催の「飯田線各駅停車の旅」が催され、3月19日に小和田駅、金野駅、田本駅で
秘境駅の周辺を散策しました。

車では、絶対に行けない秘境駅「小和田」からスタートしました。駅舎には、切符売りの窓口等
が残っており、往時の賑わっていた時代がしのばれます。

JR飯田線秘境駅_飯田市_南信州観光公社
 
住民の方々が使用されている生活の道を歩かせていただきました。
杉の葉や松葉がきれいに掃除され、道の大切さが伝わってきます。
道の細さも勿論の事、釣り橋や鉄橋もあり、参加者の方からは、
生活の厳しさを感じるとの声も聞かれました。

JR飯田線秘境駅_飯田市_南信州観光公社
 
地籍は、飯田市になりますが道は、泰阜村に繋がっている「金野駅」。
少し歩くと廃屋も見られました。ガイドからは、田舎の生産性が低いが国土の
保全等から考えるととても重要な役割を果たしているとの話もありました。

JR飯田線秘境駅_飯田市_南信州観光公社
 
「金野駅」で列車を待ちます。秘境駅でホームに列車が入ってくるとホッとした
嬉しい気分になります。

JR飯田線秘境駅_飯田市_南信州観光公社
 
断崖絶壁に佇む「田本駅」。駅のすぐ前は天竜川が断崖の下を流れます。
何故、この場所に駅があるのか、疑問にも思えてきます。

JR飯田線秘境駅_飯田市_南信州観光公社
 
「田本駅」と対岸を結ぶ天竜川に架かる釣り橋に行きました。天竜川の流れは、
悠久の時を感じさせます。
JR飯田線秘境駅_飯田市_南信州観光公社
 
今回の旅の最終目的地「天龍峡駅」で参加者の方とお別れしました。
皆さん、とても気さくな方々でした。一緒に旅が出来、嬉しく思います。
ありがとうございました。

今回、巡った秘境駅も一昔前までは、地域の方々の重要な交通手段だったということを
痛感いたします。現在では、時間に縛られない自動車が重宝されて駅が寂れつつ
あるように感じました。これも生産性のみを重視して、都会を重視した国策、化石燃料に依存した
結果なのでしょうか。改めて、田舎の存在意義とは、なにかと考えさせられます。

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