現地からのレポート

環境学習

平成20年度 第一回 南信州自然塾インストラクター講座開催報告(12/6)

平成20年度 第一回 南信州自然塾インストラクター講座開催報告(12/6)

2008年12月24日
「環境学習・自然散策」に関するレポート

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南信州飯田には古代東山道を始めとして、江戸時代には幾すじもの街道が集まってきていました。
今年度の自然塾(インストラクター養成講座)は、ここ数年来の街道を巡るシリーズの集大成
として秋葉街道(秋葉道)、三州街道などを巡ります。

平成20年度自然塾第1回目として、青崩峠周辺の秋葉道(秋葉街道)を歩きました。
秋葉道は火伏せの神である秋葉神社に詣でるために秋葉講の人々が通った信仰の道。
諏訪湖付近から遠山谷の中央構造線に沿った形で南下し、いくつかの峠を越えますが、
県境の険しい峠が青崩峠。塩の道、交易の道、戦国時代は武田の軍用路でもありました。

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水窪(浜松市)側から秋葉道を青崩峠まで登り、南信濃(飯田市)側に降りました。

まずは、水窪の足神神社にお参りして今日の安全を祈願します。さすがに足の神様。
健脚祈願の絵馬が数多く奉納されていました。
足神神社のすぐ上に霊犬早太郎の墓があります。

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足神神社からさらに上部の青崩峠登口まで車で進み、そこから徒歩にて峠を目指します。
20分足らずで青崩峠に到着しました。
青崩峠は中央構造線が通過しており、特に南信濃(飯田市)側は、破砕帯の脆弱な地層、
文字通りの青い崩れがむき出しになっています。

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峠に立って長野県(飯田市)側を見渡すと文字通りのV字谷を通して遠く地蔵峠
(飯田市上村と大鹿村の境界)まで見え、中央構造線をまじまじと確認することができました。

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青崩峠を越えて飯田市南信濃側に下ります。林道へ出てからしばらく進み、「秋葉街道降り口」
という看板から脇にそれ、旧道らしき道を進みました。
道祖神群や集落跡を過ぎて小嵐川沿いにしばらく下っていくと梅ノ木島の集落に出ました。
かつて山もちだったという廃屋は、二階が朽ち落ちて立ち入るのは危険。中をのぞくと、
とてもすごい材が使われていました。

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梅ノ木島から上部の秋葉道はうっそうとしたスギ林の中にあり荒れつつありますが、
当時を感じて歩くには良い感じの道でした。

Staff Y.S

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