10月26日~道東の標津町へ研修に行ってきました。
11/6~の「第7回 ほんもの体験フォーラムin北海道」が開催されますが
所用と重なったため、特別に事前に行かせていただきました。
南信州で2年間、研修をしたホテル川畑の川畑君がご多忙の中、案内人を務めてくれました。
まずは、サーモンフィッシングのメッカの忠類川へ行きましたが・・・・
今年は、魚をバラシたのもありましたがシロザケの遡上数が少なく、
この日は、1本も釣れませんでした。
気を取り直して標津サーモン科学館へ行きました。
科学館の方に案内を頂き、幻の魚、イトウやサケ・マス類を見学しました。
写真のシロザケは、実際に標津川を遡上している個体です。大きさにビックリです。
川で釣れる魚としては、最大級です。ますます、釣りたい意識が高まりました。
ポー川史跡自然公園にて
ここでは、アイヌの人の暮らし、北海道開拓の歴史、人々と鮭の繋がりなどを
見学しました。ちょっと、おちゃめな川畑君です。
翌日、再度、釣り名人のガイドの案内で忠類川へチャレンジしてしまいました。
ロケーションも最高です。ここは、日本でないみたいです。
とにかく、人工物がありません。釣れなくても景色だけでも一見の価値ありです!!
何時間も粘った末、なんとか、メスのシロザケをゲットすることが出来ました。
シロザケが少ないので川畑君が湿原の川に連れて行ってくれました。
すると・・・ 川畑君に大物のアメマスがヒットしました。
46cmもありました。釣った川畑君も「この川!!すごい!!と驚いていました」
私も51cmのアメマスを釣ることが出来、大満足でした。
さすが道東です。魚影が濃いです。本州では、考えられません。
又、忠類川同様、人工物がありませんし、川も蛇行しています。本当に素晴らしいです。
ホテル川畑に戻ると女将さん(川畑君のお母さんです)がイクラ作りを教えてくれました。
自分が採った魚をさばいての体験は、嬉しいものです。
初めての体験に恐る恐るです。
回転寿司のイクラをよく見る私には、驚きの光景が広がりました。
イクラの皮がしっかりしていて潰れないのです。実際に体験しないとわかりませんね。
サケが捨てることがない事も教えていただきました。
このイクラは、後ほど立派なお土産になりました。
チャンチャン焼き体験も満喫させていただきました。
川畑君が手際良く、指導してくれました。少し、別人のようでしたが。感心感心。
新鮮な鮭と味噌がミソですね。皮まで美味しく頂きました。
最終日は、鮭の荷揚げも見学させて頂きました。
標津町では、秋鮭をモデルとして標津町地域HACCP推進事業を行っています。
アメリカのNASAの宇宙食の衛生管理を見本に鮭を氷ですぐに仮死状態にしたり、
鮭が痛まないように船を満杯にしないなど、様々な管理を施しています。
だから、標津町の鮭は、美味しいのかと改めて実感しましたし、
消費者としても安心できるシステムと思いました。
写真では、わかりませんが漁港が全然、臭くないのも驚きました。
最後になりましたが今回、標津町で研修させて頂き、南信州も大自然に抱かれていますが
道東の手つかずの自然を感じることが出来ました。日本に無い、日本を再発見したような気がします。
又、素晴らしい自然環境プラス、インストラクターの方との組み合わせが旅の思い出を更に深めて
くれました。もちろん、美味しい海の幸も脳裏にしっかりと焼き付いています。
これも、川畑君、ホテル川畑の皆さんをはじめ、地元の方の案内、ご指導があっての
事と思います。本当にありがとうございました。
これからもこの研修を活かし、南信州のコーディネート業務に精進していきたいと思います。
南信州観光公社 高瀬 剛