2021 新年ご挨拶
2021年新年ご挨拶
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が猛威を振るい、社会生活の全てに変革が迫られ、4月に発出された緊急事態宣言、7月からのGOTOトラベルを皮切りに、度々の混乱を伴ってのGOTOキャンペーン事業の実施などの対応にも翻弄された一年でした。また、7月には列島全体が記録的な豪雨に見舞われ、未だに後を絶たない児童虐待や特殊詐欺、薬物汚染問題といった、モラルの低下による社会問題など、我々の不安や不快感を増長させるニュースが連日のように報じられました。
そうした中でも、池江璃花子選手のレース復帰、大阪なおみ選手の2度目の全米オープン制覇といった明るい話題や、戦後初の大会中止となった夏の甲子園野球大会の代替大会、交流試合が開催され、プロ野球、Jリーグ、大相撲などのプロスポーツの有観客試合が制限付きで再開されるなど、ウィルスを正面に捉えて、工夫を施しながら、徐々に社会活動を行う状況にもなってきました。
当社では、昨年は新型コロナウィルス感染症の影響を受け、受入人数全体では、例年の4割程にまで減少したものの、県内外の教育旅行団体、地元向けの一般募集旅行団体と合わせて、年間延べ1万5千人以上のお客様をお迎えすることができました。また、市町村からの情報収集と新型コロナウィルス緊急セミナーの開催、南信州ふるさと再発見ツアーの実施による新しい旅の在り方の実践的な研究、市町村への経済対策に向けたクーポン事業の提案などの事業も展開致しました。今年も、南信州の魅力をより深く伝えられるよう、コロナ対策も並行して、引き続き様々な取り組みを行って参りたいと思っております。
観光公社は数多くの地域の皆様のご理解とご協力により成り立っております。これまで支えてきていただいた地域の皆様方が引き続きご協力頂けるよう、社員一同誠心誠意、力を尽くしてまいります。
最後に、コロナ禍の一日も早い終息と、皆様にとって健やかで、実り多き一年となります様、ご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
株式会社 南信州観光公社
代表取締役社長 高橋 充